院長ブログ

2011.09.27更新

9月20日、ICOI国際インプラント学術講演会に参加するため、関西に行って来ました。ドイツからDrアッカーマンとDrイグラハートのお2人の講師を呼んでの講演会で、インプラントと歯周病に関する最新の治療法及び症例報告など、貴重なデータを視聴させて頂きました。
特にインプラントを埋入する場所と歯茎との調和、歯が入ってから数年後の健康な歯茎の維持など、審美歯科や歯周病との関連性に伴うインプラント治療をあらためて確認しました。
今では一般常識と言えるほどの事なのですが、単に歯を喪失した場所にインプラントを入れるだけではなく、審美、つまりインプラントを入れた部位の歯茎や隣の歯との調和が非常に大事な事であり、インプラント治療を行うドクターは最初の診査の段階から、最終的に歯が入った時の歯茎の形態や調和をイメージして、それを常に頭に入れておかなければいけません。また経年的な歯茎の変化も予測してインプラントを入れなければなりません。最近、低コストやCT-X線撮影などの設備をうたい文句にする歯科医院が多く見られ、審美や歯周病との関連性を理解せずインプラントだけを入れる傾向が少なくないと講師のDrも言っていました。骨の厚みや幅はもちろん必要ですが、一概にCT-X線撮影をすればよいという訳ではないのです。
もっとも重要な事は、インプラントとその周りの組織の末永い健康の維持であり、そのための検査や予測がインプラントを埋入する時の術式に関わってくるのです。

余談ですが、大阪前入りした19日の日曜日、レンタカーを借りて大阪の町をドライブしました。その時に観光で大阪城を見に行ったのですが、天守閣の一階下のフロアでどこかで見たことのある外国人の方々が資料を見入っていて近づいてみると、なんと翌日の講師のDrアッカーマンとDrイグラハートでした。驚きながら片言の英語で話しかけて明日楽しみにしていますと告げ大阪城を後にしました。
翌日、会場であった両Drはしっかり覚えていてくれて、嬉しくも有意義な講演会でした。

投稿者: 横須賀にある ライズデンタルクリニック

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